単価の値上げ連絡の仕方 —
そのまま使えるメール文面例と請求書への反映

原材料や外注費の上昇、スキルや実績の積み上がり——単価を上げたい理由はあっても、長く続いた取引先への値上げの連絡は切り出しにくいものです。この記事では、単価改定の連絡のタイミングと伝え方、そのまま使える値上げ連絡メールの文面例、改定月の請求書で気をつけることを解説します。

値上げ連絡のタイミングと伝え方

値上げの連絡でもっとも避けたいのは、「今月分から上がっています」と請求書で初めて伝わることです。取引先には予算や稟議の都合があるため、次の3点を押さえて連絡します。

  • 適用の1〜2ヶ月前までに連絡する — 取引先が予算調整や社内確認をする時間を確保します。契約更新のタイミングがある場合は、更新の話し合いに合わせるのが自然です
  • 新旧の単価と適用開始月を明示する — 「いつから」「いくらからいくらに」なるのかを数字で示します。口頭だけで済ませず、メールなど記録が残る形で伝えます
  • 理由を簡潔に添える — 対応範囲の拡大・品質維持のためなど、理由をひとこと添えると受け入れられやすくなります。長い言い訳は不要です

そのまま使える値上げ連絡メールの文面例

件名: 業務単価改定のお願い(◯月ご依頼分より)

いつもお世話になっております。◯◯(自社名)の◯◯です。
平素より継続してご依頼いただき、誠にありがとうございます。

誠に恐縮ですが、諸経費の上昇と業務品質の維持のため、◯年◯月ご依頼分より、下記の通り単価を改定させていただきたくお願い申し上げます。

・現行: 記事執筆 1本 15,000円(税抜)
・改定後: 記事執筆 1本 18,000円(税抜)
・適用開始: ◯年◯月ご依頼分より

ご不明な点やご相談がございましたら、お気軽にお知らせください。
今後もより良い品質でお応えできるよう努めてまいります。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

ポイントは、新旧単価と適用開始月を箇条書きで明示すること、理由は簡潔にとどめること、相談の余地を残すひとことを添えることの3つです。

改定月の請求書で気をつけること

値上げの合意が取れたら、次は請求書への反映です。改定月の請求書は、旧単価の作業と新単価の作業が混在しやすい点に注意します。

  • 単価の適用は「作業日」か「依頼日」かをそろえる — 月をまたぐ案件では、改定前に依頼された分を旧単価にするのか、納品月で区切るのかを事前に合意しておきます
  • 新旧が混在する月は行を分ける — 「記事執筆(改定前依頼分 / 2本 × 15,000円)」「記事執筆(改定後 / 3本 × 18,000円)」のように行を分けると、単価の食い違いによる問い合わせを防げます
  • 品目に単価を明記する — 単価を書いておけば、取引先の検収時に改定が正しく反映されているかを一目で確認できます

改定の反映を間違えて旧単価のまま請求してしまった場合は、訂正・再発行の手順を請求書を間違えたときの訂正・再発行の手順にまとめています。

継続請求なら設定変更は1回で済む

毎月手で請求書を作っている場合、値上げ後も「今月から新単価だっけ?」という確認を毎月続けることになり、旧単価のまま発行してしまうミスが起こりがちです。

POINT 継続請求として単価を登録しておけば、改定時に設定を1回変更するだけで、翌月からの請求書はすべて新単価で自動発行されます。改定月だけ新旧混在の行を確認すれば、以降は旧単価に戻ってしまう心配がありません。毎月の請求を自動で回す運用は毎月同じ請求書を自動で送る方法で解説しています。

まとめ

  • 値上げ連絡は適用の1〜2ヶ月前までに、新旧単価と適用開始月を明示して記録に残る形で伝える
  • 理由は簡潔に添え、相談の余地を残す文面にする
  • 改定月は新旧単価が混在しやすい。行を分けて単価を明記し、適用の区切りを事前に合意しておく
  • 継続請求に単価を登録しておけば、改定は設定変更1回で完了し、旧単価のまま請求するミスがなくなる

Maido請求では、取引先ごとの継続請求設定で単価を変更すると、翌月以降の請求書は自動的に新単価で生成・送付されます。改定のたびに毎月の請求書を作り直す必要はありません。

単価改定後の請求書も設定変更1回で

登録不要で請求書を1枚作成できます。継続請求を設定していれば、単価改定は設定を1回直すだけで翌月から新単価の請求書が自動発行されます。

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