広告運用代行の請求書の書き方 —
手数料率・固定額と広告費立替の記載例

リスティング広告やSNS広告の運用代行は、SNSアカウントの投稿・クリエイティブを預かるSNS運用代行とは請求の構造が異なります。投稿や企画を軸にした契約の書き方はSNS運用代行の請求書の書き方 — 月額契約の品目記載例と自動化を参照してください。この記事では、広告運用に固有の論点——手数料の2方式と広告費実費の立替——を軸に、請求書の書き方を解説します。

運用手数料の2方式と品目の書き方

広告運用の手数料は、「広告費の◯%」とする料率方式と、広告費に関係なく毎月一定額とする固定額方式の2つが代表的です。どちらの方式でも、金額の算定根拠が請求書だけで追えるように書きます。

方式品目の記載例ポイント
料率方式 広告運用手数料(2026年7月分 / 広告費500,000円 × 20%) 100,000円 基準となる広告費の実績額と料率を品目に明記する
固定額方式 広告運用代行費(2026年7月分 / 月額固定) 80,000円 対象月を明記する。運用範囲(媒体数など)も書くとより丁寧
付随業務 レポート作成費(2026年7月分) 20,000円 手数料に含めるか別建てにするかを契約で決め、別建てなら行を分ける

料率方式では、基準となる広告費の定義(媒体の管理画面の消化額を使うのか、税抜か税込か)によって金額が変わります。基準の定義を契約書に書き、請求書の品目にも実績額を明記することで、月次の検収がスムーズになります。

広告費実費の立替は行を分ける

広告費を運用者側のアカウントで立て替え、手数料と一緒に請求する契約では、報酬(手数料)と立替分を必ず行で分けます。

品目金額
広告運用手数料(2026年7月分 / 広告費500,000円 × 20%)100,000円
立替金: 広告費実費(2026年7月分 / 媒体利用明細添付)500,000円

立替分は媒体の利用明細と金額を一致させ、上乗せしないのが原則です。立替金の消費税の扱いは契約や精算方法によって処理が分かれるため、事前に取引先の経理とそろえてください。書き方の詳細は立替金の請求書の書き方 — 交通費・広告費など実費請求の記載例で解説しています。

金額が変動する請求こそ「ベースの自動化」が効く

料率方式は毎月金額が変わるため、一見自動化に向かないように思えます。しかし実際に毎月変わるのは手数料の行の数字だけで、宛先・品目の構成・締めと請求のタイミングは毎月同じです。つまり「請求書の構成が決まっている」請求です。

POINT 請求書のベース(宛先・品目構成・請求日)を継続請求として登録しておけば、毎月の請求書は自動生成され、月次レポートで広告費が確定したら手数料の行を直すだけで送れます。ゼロから作る作業と送り忘れのリスクがなくなり、固定額方式のクライアントは修正すら不要になります。この考え方は毎月同じ請求書を自動で送る方法で詳しく解説しています。

まとめ

  • 料率方式は「広告費の実績額×料率」を品目に明記し、基準(税抜/税込・集計方法)を契約でそろえる
  • 固定額方式は対象月と運用範囲を書く。レポート作成費など付随業務は行を分ける
  • 広告費実費の立替は手数料と行を分け、媒体の利用明細と金額を一致させる
  • 金額が変動する請求も、ベースを継続請求として自動生成し、確定した数字を直すだけの運用にできる

Maido請求は、この「継続請求の自動化 + 例外だけ確認」の運用をそのまま実装したサービスです。自動で送れなかった請求だけが確認待ちに残ります。

※ 本記事は一般的な実務の流れを紹介するものです。立替金の消費税の扱いなど個別の税務判断については、税務署または税理士にご確認ください。

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