警備業の請求書の書き方 —
常駐警備・機械警備・イベント警備の記載例

オフィスビルの常駐警備、店舗や事務所の機械警備、催事やコンサートのイベント警備——警備業の請求は、契約形態によって金額の決まり方がまったく違います。月額固定の契約と人数×時間で精算する契約がひとつの請求書に同居することも珍しくありません。この記事では、警備・施設管理業の請求書の品目記載例と、勤務実績表との照合や深夜割増の書き方を解説します。サンプルは警備の請求書テンプレートで確認できます。

警備形態別・品目の書き方

常駐警備・機械警備・イベント警備は、行を分けたうえで、それぞれ金額の根拠が読み取れる情報を品目に書き込みます。

警備形態品目の記載例ポイント
常駐警備(月額) 常駐警備業務費(2026年7月分 / ◯◯ビル / 日勤1名配置) 450,000円 対象月・施設名・配置人数を明記する。毎月同額の基本行になる
機械警備(月額) 機械警備業務費(2026年7月分 / ◯◯店舗 / 遠隔監視・駆けつけ対応込み) 60,000円 月額に含む対応範囲を書く。機器のレンタル料を別行にするかは契約に合わせる
イベント警備(スポット) イベント警備費(2026年7月20日 / 交通誘導 4名 × 8時間 × 1,800円) 57,600円 実施日と人数×時間×単価を明記する。誰が検算しても同じ金額になる形にする

イベント警備は「4名 × 8時間 × 1,800円」のように計算式ごと品目に書くのが原則です。人数や時間だけ書いて金額の根拠を省くと、発注元の担当者が社内で金額を説明できず、支払処理が止まる原因になります。機械警備で駆けつけ対応の出動が規定回数を超えた月は、超過分を別行にして出動日と回数を書き添えます。

勤務実績表と請求書の数字を一致させる

常駐警備やイベント警備の請求金額は、配置人数と勤務時間の積み上げです。発注元はこの数字を、上番・下番の記録をまとめた勤務実績表(警備報告書)で検証します。

POINT 勤務実績表の集計値と請求書の品目の数字は、人数・時間の単位まで一致させて同じタイミングで送るのが原則です。実績表では合計176時間、請求書では180時間——という食い違いは、金額全体への不信につながります。欠員が出た日の扱い(代替要員を立てたか・減額精算か)も、実績表と請求書で同じ整理にしておきます。

深夜割増・時間外対応の書き方

夜間の巡回や深夜帯のイベント警備では、契約で割増単価を定めるのが一般的です。割増分は通常時間帯の行と混ぜず、対象の時間帯と単価がわかる形で行を分けます。

区分品目の記載例
通常時間帯イベント警備費(2026年7月20日 / 4名 × 8時間 × 1,800円) 57,600円
深夜帯(割増)夜間警備費(2026年7月20日 / 22時〜翌2時 / 2名 × 4時間 × 2,250円) 18,000円

割増の対象時間帯(22時から翌5時までなど)と割増率は、請求の段階で決めるものではなく契約書で定めておくものです。請求書は契約の単価表をそのまま反映するだけ、という状態を目指してください。

毎月定額の警備契約は自動化する

常駐警備と機械警備は、月額固定の契約が毎月積み上がる業態です。契約先が増えるほど「毎月同じ請求書」の作成が月末月初に集中するため、定額分は自動化してしまうのが合理的です。

  1. 契約先ごとに継続請求を登録する — 宛先・月額の品目・金額・請求日を一度設定します
  2. 毎月の請求書の生成と送付を自動にする — 定額のみの月は、何もしなくても請求が完了します
  3. イベント警備や超過出動があった月だけ行を追加する — 自動生成された請求書に実績の行を足して送ります

運用の全体像は毎月同じ請求書を自動で送る方法を参照してください。

まとめ

  • 常駐・機械・イベントの警備形態ごとに行を分け、対象月・施設名・人数×時間×単価を明記する
  • 勤務実績表の集計値と請求書の数字を一致させ、同じタイミングで送る
  • 深夜割増は対象時間帯と割増単価がわかる形で行を分け、条件は契約書で定めておく
  • 月額固定の常駐・機械警備は請求書の発行と送付を自動化し、スポット対応があった月だけ確認する

Maido請求は、この「定額契約は自動・例外だけ確認」という警備業の請求運用にそのまま合うサービスです。契約先が増えても、自動で送れなかった請求だけを確認すれば月次の請求業務が完了します。

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